こんにちはモグモグ投資家です
2021年6月11日の日本経済新聞で
”個人資産2000兆円の憂鬱 株の大衆化、戦後に立ち返れ” を読みました
ここには 家計の金融資産は増えているが投資している人が少ない
といった内容が書かれていました
日本人は投資をしている人が少ないと言いますが
数値で見ると他国とどの程度差があるのか気になり調べてみました
この記事を読むと
- 日本と他国との資産形成の違い
- 資金循環統計って何?
- 日本の投資に対する考え方
上記を投資初心者の私でも理解できる内容で解説したいと思います
私達日本人はどのくらい投資をしているの?
資金循環統計というのを知っていますか?
資金循環統計とは
実施する機関:中央銀行 日本では日本銀行(日銀 にちぎん)
内容:国内の金融資産と負債の推移位を企業・家計・政府ごとに調べる
頻度:四半期(年間に3回頻度)ごとに実施
速報と確認:3ヶ月ごとに速報6ヶ月ごとに確認
※2021年3月17日に速報が発表されたので今月6月25日に確認が発表されるようです
詳細が気になる方は日銀のホームページを見てみてください
この統計の中で家計の金融資産についてみていきたいと思います
これは2004年から2020年までの家計金融資産の推移後グラフです
このグラフを見てみると家計金融資産が増えているのが分かります
- 2004年は約1500兆円
- 2020年は約2000兆円に近づいている
これだけをみると、
私たち日本人は年々資産が増えているから安心だ
と思うかもしれませんが
グラフを見ても分かるように
増えている資産は現金・預金の比率が明らかに多い事が分かります
- 株式や投資信託などの投資の比率はたったの16%
- 現預金比率は54%
アメリカ・ヨーロッパと家計金融資産の違い
2020年8月に日銀が発表したデータです
詳細が見たい方は日銀のホームページを見てみてください
このグラフを見てみると
- 日本の現金・預金比率が高い
- 日本の投資比率が低い
アメリカは金融資産の45%を投資信託と株式に当てているというのは驚きですね
教育の違いでしょうか、
お金の増やし方をきちんと学んでいるのでしょうね _φ( ̄ー ̄ )
今まで行われてきた投資家を増やす政策
投資をする人が増えると
- 投資により資産を増やし安心した老後の生活を送る事ができる(年金に全て頼らない)
- 企業は投資家から資金調達を行い企業を拡大させていく(国からの支援金や補助金に頼らない)
国民にとっても企業にとっても国にとっても投資家が増えることはメリットが大きい
今まで実施されてきた政策
証券民主化運動
実施機関:証券業界が考え出したもので国も後押しして行われた
内容:経済の民主化を目標に大資産家だけでなく一般市民にも株式を購入してもらうための取り組み。終戦後の日本復興事に国民へ「株式で貯蓄を行う」という考え方を浸透させた。
実施時期:昭和24年(1949年)
※昭和20年の終戦後に株式市場は3年半ほど臨時休会していた
日本版ビッグバン
実施機関:国(橋本内閣)
内容:金融市場の「自由化」「透明化」「国際化」の理念のもとに大きな改革が行われた。銀行窓口での投資信託販売や株式投資手数料の自由化など。
実施時期:平成11年(1996年)
アベノミクス(金融政策 第一の矢)
実施機関:国(安倍内閣)
内容:デフレ、円高からの脱却、経済成長を目標に行われた政策で量的緩和や円の流動化が行われた。
実施時期:平成25年(2013年)
まとめ
- 日本はアメリカやヨーロッパに比べ投資の比率が低く現金比率が高い
- 日銀は資金循環統計によって企業・家計・政府の金融資産と負債を調べている
- 日本は投資家を増やす政策を今まで3回実施していた
※2021年6月25日に資金循環統計の確認が発表されるのでニュースをチェックしてみましょう!!
最後まで読んでいただきありがとうございました
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