【分かりやすく解説】経済指数を示すPMIとGDPを知っていますか?

株式投資

GDPはニュースでもよく聞き慣れた言葉だと思いますが何を元に出した指標か知っていますか?

そしてPMIという指標も景気を見るのに非常に重要である事を知っていますか?

この記事では

  • GDPとは何か
  • PMIとは何か
  • どちらが特に重要な指標なのか

これらを解説していきたいと思います

まとめを先に見たい方はこちらをクリック

  • GDPはその国がどのくらい儲かっているかを表す指標で経済状態を見るのに非常に重要
  • GDPは3ヶ月に一度発表される
  • PMIは経済状態を表す先行指数として注目されている
  • PMIは月に一度発表される為その国の経済状態をいち早く確認する事ができる

GDPって何?

GDPとは日本語で『国内総生産』を表し
それぞれの単語はGross『総計』 Domestic『国内の』 Product『製品』を意味します

GDPは一定期間内に国内で生み出された付加価値の総額で国の経済状態を表します

”国がどのくらい儲けたか”を表し

  • GDPが高いと経済成長が高い国
  • GDPが低いと経済成長が低い国

という事です

どの様に計算されているかですが

GDP=民間消費+民間投資+政府支出+(輸出ー輸入)

民間消費
私たち国民が消費に使用したお金

民間投資(民間設備投資)
民間企業が設備投資などに使用したお金

政府支出
国が公共事業や行政サービスに使用したお金

輸出ー輸入
輸出して得たお金から輸入して使用したお金を引いた額

  • 人口が多く
  • 民間企業も活発に活動
  • 政府もお金を持っている
  • 輸入に頼らず資源を豊富に持っている

上記の様な条件だとGDPは高く今後も成長が期待できる国だと判断できるでしょう

GDPの種類

名目GDP
GDPの計算で算出された合計数
物価の影響を受ける(物の価格が単純に上がった場合にGDPも多く計算されしまう)

実質GDP
名目GDPから物価の影響を取り除いて計算
純粋な利益をあらわす事ができ経済指数を表すのに重視される

GDPが発表される時期

四半期(3ヶ月に一度)に一度発表される

  1. 4〜6月期
  2. 7〜9月期
  3. 10〜12月期
  4. 1〜3月期

内閣府のホームページで発表されるので詳しく見たい方は見てみて下さい

世界のGDP (名目)を比較

内閣府ホームページより

これは内閣府が発表している2005年〜2019年のGDPを比較した物

2005年は1位アメリカ 2位日本 3位ドイツ

2019年は1位アメリカ 2位中国 3位日本

中国は2005年から3倍以上の成長が見られアジアで一番の経済大国となっている

インドも2005年から2倍ほど経済成長しており今後も大きな成長が期待できる

PMIって何?

PMIとは『購買担当者景気指数』を表します
それぞれの単語はPurchasing『購入』Manager’s『マネージャーの』Index『指数』を意味します

国内企業の経営状態と活動を表しています

PMIの種類と集計方法

製造業PMI非製造業PMI(サービス業)の2種類に分けられる

企業の購買担当者へのアンケート調査で集計

購買数量、価格、新規受注、在庫などを対象

PMIが発表される時期

毎月月はじめに発表される

経済の先行指標とされている

50以上で景況感が良い

50未満で景況感が悪い

日本とアメリカのPMIを比較

日本の製造PMI 
アメリカの製造PMI

日本は2021年3月からやっと50を上回るが4月からまた右肩下がり

アメリカは常に50を上回り右肩上がりで上昇

日本の非製造PMI
アメリカの非製造PMI

日本は2020年8月から一度も50を上回っていない

アメリカは2021年5月にに70をピークに右肩下がりだが一度も50を下回っていない

まとめ

  • GDPはその国がどのくらい儲かっているかを表す指標で経済状態を見るのに非常に重要
  • GDPは3ヶ月に一度発表される
  • PMIは経済状態を表す先行指数として注目されている
  • PMIは月に一度発表される為その国の経済状態をいち早く確認する事ができる

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