私たちが納めている年金の一部は”GPIF”という機関に運用されています
GPIFは年金積立金管理運用独立行政法人を省略したものです
運用とはどういう事かというと
私たちが納めた年金の一部で株や債券を購入し資産運用をしています
この記事では
- 実際にどの様なポートフォリオで運用しているのか
- パフォーマンスはどのくらい出ているのか
これらについてまとめたいと思います
年金制度を知る
私たちは年金を納め年金が必要な方を支えています
年金は国民年金と厚生年金があり仕事の種類や扶養などによって支払う年金が変わります
国民年金と厚生年金で納めたお金は現在お金が必要な方へ年金として給付される
自分たちが納めた年金を将来の年金として受け取るのではなく
自分たちの年金として給付される際は現役世代の国民年金と厚生年金から給付される
GPIFの役割
GPIFは厚生労働大臣から委託を受け年金積立金の管理・運用を行う機関です
年金として給付されなかった一部が将来の積立として運用へ割り当てられます
(全て運用にまわしているわけではありません)
運用によって得た収益は国庫へ納付されます(国のお金の財源の一部となる)
運用利回り賃金上昇率+1.7%を目標に行われています(2021.8現在の三菱UFJ銀行金利は0.001%)
運用状況
過去20年の利回りを見ると目標達成できている
2020年(コロナショック時)のパフォーマンスがかなり良かった
2001年〜2021年現在の収益累計は+100兆3,182億円
うち、利子・配当収入 +41兆2,152億円
GPIFのポートフォリオ
株式と債権を50%ずつに分散したポートフォリオとなっている
債権も株式も外国の方がパフォーマンスが良い
ポートフォリオの構成比率は2001年から現在まで4回の調整がされている
パフォーマンスの良い海外債権、海外株式の比率が年々増えている
まとめ
私たちの納めた年金の一部はGPIFによって運用されている
お金を増やすには貯金でなく投資を行う必要がある
投資先は分散しリスク管理を行う
日本の株や債権よりも海外の方がパフォーマンスが良い
基本のポートフォリオについて気になる方はこちらもどうぞ
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